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暮らしのインテリアアドバイス1



<記憶に刻まれる場面 6>


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陽だまりの中、本を読みうたた寝をする。
窓から差し込む陽光が、光と影のパターンを描き、時間を知らせる。
日常の中の贅沢な一時である。

光あふれる住まいといっても、窓の位置や大きさ、その取り方次第で空間は全く違った表情になる。単に明るいだけではなく、光を考えることは、影をデザインしその陰影のバランスでどれだけ豊かな奥行きある空間の表情をつくれるかということといえる。
陽光と共に、照明も又空間をドラマチックに変化させる。
夕暮れ時、住まいに灯りがともされると街の表情が一変する。友だちと道ばたで遊んでいた子どもの頃、家々に灯りがともされだすと、家の灯りに引き寄せられるように、皆家路についていった。一つまた一つ、灯りがともる街の風景は、やさしく記憶に刻まれた場面である。住まいは心温まる場であり、又心温まる街の風景でもある。

住まいを考えるとき、「ガリバーの目とこびとの目」を持って欲しいと思っている。
内側からの住まいを考える「こびとの目」は誰しも持っているけれど、外側から街の一員として自分の住まいを考える「ガリバーの目」は忘れられがち。
住まいを社会の財産と考え、魅力ある街を創り育てる。街はオーケストラのように、住まい一つ一つの個性が共鳴し、街全体として心地よいハーモニーをつくる。
その場所に住む一人ひとりが街を育てる意識を大切にし、美しく魅力ある街として世界に光を放って欲しい。




1 窓から降りそそぐ陽光が、壁をキャンバスに光と影のパターンをつくる

2 吹き抜けのハイサイドライトから落ちる光が、伸びやかなイメージをつくる

3,4 夕暮れにともる灯りがあたたかく人を迎え、街に光の賑わいをつくる

5 30年後の街並みを考え、ルールを設け8人の建築家がコラボレーションして創った街並み