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暮らしのインテリアアドバイス1



<記憶に刻まれる場面 5>

月間KOBECCO 11月号掲載 -2004


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様々な家族のかたちがある。

以前は核家族でも夫婦+子ども二人という構成をベースに、住まいが考えられ3LDK、4LDKといったいわゆるnLDK型の間取りが一般的だったが、多様な家族構成の現代、住まいは空間の新しい考え、新しい方向性を見出していく時期になっている。

しかし、住まい手が明確でない不特定多数を対象とした住まいは、住まい手を選ばないかたちとなり、新しい家族のかたちに対応した住まいの取り組みが成されにくいのが現状。
集合住宅では、一部「アトリエのある家」「ペットと暮らす家」といったテーマ性をもった住まいも作られているが、建売住宅ではほとんどなく、週末になると「4LDK南向き」といったキャッチコピー広告が賑やかになる。時代の変化と共に、家族のかたちは変化しているのに、住まいのかたちはたち後れていると感じる。
しかし一方で、同世代や多世代型コレクティブハウス、社会高齢化に対応したグループホーム、シニアハウスといった住まいのかたちもつくられている。友人同士、あるいは全くの他人同士が一つ屋根の下に集まって暮らす集住のかたちは、血縁ではない新しい家族のあり方、方向性を示している。

時代の変化と共に、様々な家族のかたちに対応しながらも、住まいはやはり心安まる場として、そこで過ごす大切な時間や場面が住まい手の記憶に刻まれるなものであるよう、幸せな空気を生む空間であって欲しい。



1,2 15の家族を一つ屋根の下の大家族と想定をした15戸分譲集合住宅「VENUS COURT」
 全戸個性の異なるプランに設けた住戸リビングをプライベートリビング、建物全体のリビングをパブリックリビングと位置付けている。

2 みんなのパブリックリビングが、あたたかく住まい手を迎え入れる。

3 町屋型建売住宅「SOHOのある家」
現代の家族のかたちをテーマにした、家で仕事をする小家族のための住まい。

4 「SOHOのある家」入り口に設けたDEN-土間空間。
打ち合わせの場、地域との接点、コミュニティを育む場ともなる。

5 SOHOより中庭、通りを見る。


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