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暮らしのインテリアアドバイス1



<記憶に刻まれる場面 4>

月間KOBECCO 10月号掲載 -2004


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建築をつくるとき、その建築が存在する場所性や歴史性を考える。
場所が持つエネルギー、歴史に刻まれてきた記憶のエッセンスをすくい取り、現代の建築にちりばめることが出来ればと思う。
震災で多くの建築を失った神戸は、確かに物体としての歴史は失ってしまった。
しかし、場における存在価値、その空間の中で過ごした時間や空気感、五感に響かせたものが人々の記憶の中に生き続ける限り、存在する意味は生き続ける。時代を経て、存在する建築は場の持つエネルギーを受け、刻まれた時間と共に過去-現代-未来へとつながっていく。
古い建築が時代の流れと共にある役割を終えても、形を変え、新しい息吹を吹き込むことで、新しい役割を得て再生し、次の時代へ歴史をつないでいくことは、変化の目まぐるしい現代社会において、益々大切なこととなる。
建築において経済性、利便性、快適性、時間のバランスを考えることは必要不可欠だが、思慮なく簡単にスクラップアンドビルドされるのではなく、その価値を見出し次の時代へつないでいくことの大切さを、常に意識していかなければと思う。

壊すのは一瞬だが、美しいまちなみが出来るのには多くの時間がかかる。
過去の記憶を現代、未来へとつなぎ、古い建築を慈しみ生かし、新しい建築にも過去の記憶のエッセンスをちりばめる。目に見える美しさや利便性だけではなく、心に刻まれる記憶の場面を大切にして欲しい。



1,2  築70年余の町屋をレストランに改装。
2階居室の天井を撤去し、時代を経た力強い丸太梁を現している。部分的に柱を鏡で覆い、新しい素材と古い素材が出合い混在する。

3 現代の素材を多く使ったレストラン1階のカウンターコーナー。2階空間へのプロローグ。

4 過去-現代-未来へと時を繋ぐ意味を込めて架けた、仮設的な金属階段。
光の陰影がドラマチックな空気を醸し出す。

5 リフォーム前の階段


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