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暮らしのインテリアアドバイス1



<記憶に刻まれる場面 2>

月間KOBECCO 8月号掲載 -2004


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陽光が降りそそぎ、心地よい風が通り抜ける。住まいを考えるとき、誰しも大切にしたいと思うことである。敷地が広く緑に恵まれた場所であれば、積極的に外に開かれたかたちを考えるけれど、狭小敷地や建物が密集する都市の場合であっても、限られた条件の中で光や風を上手く取り入れ、生活の中に自然を感じられる住まいをつくりたいと思っている。

その答えの一つとして、空間の隙間、エアポケットのような中庭や光庭をつくることが多い。
中庭を介して光と風、緑を室内に取り込むと、同じ面積の建物でもその表情が一変する。
つくられた空間の隙間は、建物全体にリズムを生み出し、水平垂直の広がりと伸びやかさ、楽しみをつくってくれる。 中庭に設けたデッキは内部空間と外部空間をより一体化し、目には広がり、生活には楽しみを加える。たとえ4帖半ほどの小さな中庭でも、自然を感じる楽しみがある。
切り取られた空は一枚の絵となり、流れゆく雲は時の流れを感じさせてくれる都会の中の自然である。休日にはテーブルを持ち出し食事をする、我が家のオープンカフェに早変わりもする。

内でもあり外でもあるこの曖昧な空間は、生活の場面に応じて様々に姿を変える。
これは家が狭い生活の知恵として、日本の生活様式として生み出されてきた空間転用の美学でもある。その場所で過ごした時間、感じた景色の一コマが、時を経て記憶に刻まれる場面になって欲しいと願っている。




1,2 3階建住宅の中庭に設けた3層デッキ。最上階のデッキに空けた丸い穴から2階、1階へと光が落ちる。 2階から3階へ到るハシゴは円形に切り取られた空に延び、子どもたちの遊び場となる。

3,4 周囲を建物に囲われた都市型住宅の光庭。
アルミルーバーが外部の視線を遮りながら、光と風を室内に取り込む。
3階から屋上に延びる螺旋階段、1階へと降りそそぐ光が水平垂直の伸びやかさをうむ。

5  狭小敷地の建物に設けた4.5帖中庭。シャラ株立ちの表情が季節の移り変わりを感じさせる。




 
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